第7回海洋文学大賞作品の決定について(H15.5)
募集期間 | 平成14年10月7日(月)~平成15年2月28日(金) |
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募集結果 | 応募総数525点 (海洋文学賞部門254点、海の子ども文学賞部門271点) |
選考会
海洋文学賞部門 | 平成15年5月21日(水) |
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海の子ども文学賞部門 | 平成15年5月26日(月) |
特別賞 | 平成15年5月21日(水) |
実行委員長
曽野綾子(作家・日本財団会長)
選考委員
委員長・十川信介(学習院大学文学部教授)、
北方謙三(作家)、谷 恒生(作 家)、半藤一利(作家)、
木暮正夫(児童文学者、日本児童文学者協会理事長)、
上 笙一郎(児童文化評論家)、木村龍治(放送大学客員教授)
(敬称略)
第7回大賞受賞作品・受賞者(敬称略)
海洋文学賞部門
大 賞
- 「不定期船 宝洋丸」
- 椋本一期 (神奈川県横浜市)
佳 作
- 「鳰の詩」
- 田邉 盛 (大阪府岸和田市)
- 「帆船は止まらない」
- 原 鴻一郎 (神奈川県鎌倉市)
海の子ども文学賞部門
大 賞
- 該当作品なし
佳 作
- 「ぼくは魚のお医者さん」
- 長谷川洋子 (愛知県知多市)
- 「なみだの穴」
- 馬原三千代 (千葉県市川市)
- 「水平線に行きました」
- 菅原裕紀 (岩手県岩手郡)
大賞受賞者プロフィール
海洋文学賞部門(ノンフィクション)
作品タイトル
「不定期船 宝洋丸」
内 容
戦後の日本の復興に尽くした優秀な日本人船員を、当時一等航海士だった坂本(筆者)が描いた航海記。第二次大戦を生き抜いた老朽船「宝洋丸」と百戦錬磨のクルーが冬の北太平洋を乗り切る感動のドラマ。
受賞者プロフィール
椋本一期・むくもと いちご(本名 椋本金三郎)
大正14年9月 東京都・渋谷区生まれ
清水高等商船学校卒
特別賞受賞者
作家
陳 舜臣
授賞理由
海を舞台とした壮大なスケールの歴史小説を執筆し、多くの国民に海と人々の深い結びつきや海への関心を高めた功績。
特別賞受賞者プロフィール
大正13年(1924)2月、兵庫県神戸市生まれ(79歳)。
国立大阪外語学校(現大阪外国語大学)インド語学科卒業。西南アジア語研究所の助手を経て著述活動に入る。
昭和36年(1961)「枯草の根」で第7回江戸川乱歩賞を受賞しプロデビュー。
昭和43年(1968)に「青玉獅子香炉」で第60回直木賞を受賞。
「阿片戦争」(全3冊)、「戦国海商伝」上・下など海洋歴史小説を多く執筆。
平成5年には琉球の歴史を描いた本格的な長編小説「琉球の風」のNHK大河ドラマ化で大好評を博した。
平成10年勲三等瑞宝章を受賞。
賞 金
次の賞金と記念品を贈呈
海洋文学部門
大賞100万円(1作)、佳作20万円(2作)
海の子ども文学賞部門
大賞50万円(1作)、佳作10万円(2作
○特別賞は、賞金200万円
贈賞式
日 時 | 平成15年7月16日(水) |
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会 場 | 東京・船の科学館(品川区) |
この事業は、日本財団と(財)日本海事広報協会の 共催により実施しています。