2007年度「ジュニア・マリン賞」中学生部門

東京大学海洋研究所に行き、たくさんの展示などから海洋の二酸化炭素の吸収に興味を持ったことが研究の動機。実際に海水を採取して海水の二酸化炭素の吸収について実験しています。「実験には苦労があった」とのことでしたが、その実験の手法や考察が高く評価されました。

ノルウェーのサバ漁の方法などを、サバの輸入関係の仕事に就いている父親に取材して分かりやすくまとめています。「このレポートから、減少する魚資源の問題について一人でも関心を持ってくれたらうれしい」と感想。問題意識を持っての研究が高く評価されました。

全国の鳴き砂について調べたほか、鳴き砂の仕組みについても調べています。また、「宮城県の海に行った際、なかなか砂が鳴らず大変でした」という感想のように、調べたことを検証するためにその場所に足を運んでいる点も評価できます。苦労と努力の詰まった優れたレポートです。